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●シンガポール、マレーシア
シンガポールやマレーシアの華人は、旧正月の、特に7日に「魚生
ユーサーン」を食べる習慣がある。七草粥ならぬ、「上七羹
ションチャッカーン」という7種の材料を加える正月のスープと、広東省南海、順徳周辺の「七彩魚生」が合わさったものとも言われる料理で、ソウギョやサケなどの刺身の上に、ショウガ、ダイコン、柑橘類の皮などの細切りや落花生、小麦粉を揚げて作るフレークを乗せ、甘酸っぱい調味料を加える。テーブルに出された後で、出席者が口々に「撈起
ローヘイ」、「發 ファーッ」などと唱えながら箸で混ぜ合ってから食べ、商売で儲かることを祈願するので、この食べ方は「撈魚生
ローユーサーン」と呼ばれている。企業や商店の新年会にも欠かせない料理でもある。
●フィリピン
フィリピンでは「キニラウ」という生魚を用いる家庭料理がある。カジキマグロや鰆などの海水魚を生のまま切り身にして酢でしめ、塩、生姜、カラマンシー(シークヮーサー)、玉葱、キュウリ、ココナッツミルクなどでマリネする。漁師料理が一般化したもので、飲酒の際のおつまみという位置づけである。
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